1.実効光度
実効光度の算出方法を下記に示す。
引用元:海上保安庁 航路標識の設置及び管理に関するガイドライン(令和3年11月1日改訂)
アンゼンマンBIG4は8個のLEDを45°間隔で2段に配置している。
使用しているLEDの光度は50cdなので、平均光度は50×8/8=50cd
となる。
オシロスコープによる出力波形は下記のとおりである。
閃光時間は15ミリ秒×5回=75ミリ秒としている。
これらを引用元の式に当てはめると
Im=50cd × {0.075sec /(定数0.2+0.075sec)}
Im =13.63…
よって、BIG4の実効光度は約13.6cdと算出される。
2.光達距離
光達距離の算定には、海上保安庁が公表している 「実効光度と光達距離の対応表
(視程 10 NM、しきい照度 0.2 μlx)」 を用いた。
本表は、航路標識における名目的光達距離(Nominal Range)を求める際の
標準資料であり、実効光度に対して対応する光達距離が定義されている。
|
実効光度(cd) |
光達距離(NM) |
|
5.0 |
2.0 |
|
9.1 |
2.5 |
|
15.2 |
3.0 |
|
24.1 |
3.5 |
|
36.6 |
4.0 |
|
53.8 |
4.5 |
|
77.2 |
5.0 |
先ほど計算したアンゼンマンBIG4の実効光度は 13.63 cd(約 13.6 cd)である。
海上保安庁の対応表では、
・9.1 cd → 2.5 NM
・15.2 cd → 3.0 NM
とされており、13.6 cd はこの範囲に含まれる。
名目的光達距離は安全側に評価するため、アンゼンマンBIG4の光達距離は、
2.5NM(約 4.6km)とする。