1.実効光度
実効光度の算出方法を下記に示す。
引用元:海上保安庁 航路標識の設置及び管理に関するガイドライン(令和3年11月1日改訂)
アンゼンマンは4個のLEDを90°間隔で配置している。
使用しているLEDの光度は50cdなので、平均光度は50×4/8=25cd
となる。
オシロスコープによる出力波形は下記のとおりである。
閃光時間は70ミリ秒に設定している。
これらを引用元の式に当てはめると
Im=25cd × {0.07sec /(定数0.2+0.07sec)}
Im =6.48...
よって、アンゼンマンの実効光度は約6.5cdと算出される。
光達距離の算定には、海上保安庁が公表している 「実効光度と光達距離の対応表
(視程 10 NM、しきい照度 0.2 μlx)」 を用いた。
本表は、航路標識における名目的光達距離(Nominal Range)を求める際の
標準資料であり、実効光度に対して対応する光達距離が定義されている。
|
実効光度(cd) |
光達距離(NM) |
|
5.0 |
2.0 |
|
9.1 |
2.5 |
|
15.2 |
3.0 |
|
24.1 |
3.5 |
|
36.6 |
4.0 |
|
53.8 |
4.5 |
|
77.2 |
5.0 |
先ほど計算したアンゼンマンの実効光度は 6.48 cd(約 6.5 cd)である。
海上保安庁の対応表では、
・5.0 cd → 2.0 NM
・9.1 cd → 2.5 NM
とされており、6.5 cd はこの範囲に含まれる。
名目的光達距離は安全側に評価するため、アンゼンマンの光達距離は、
2.0NM(約 3.7km)とする。